カルロス・ゴーン被告の国外逃亡事件の続報についての感想
こんにちは、挑戦者Zです。
年末に日産自動車元社長カルロス・ゴーン被告がレバノンに国外逃亡しましたという記事の感想をと伝えしました。
今回は、国外逃亡から数日たち日本側の報道が出だしたので、もう一度このニュースを扱いたいと思います。
現在のカルロス・ゴーン被告の国外逃亡のニュースについて
ゴーン被告 手助けした人物が複数か 防犯カメラの分析へ #nhk_news https://t.co/wO5AyZVRT0
— NHKニュース (@nhk_news) January 1, 2020
複数人か関与し、正式な出国手続きを取らずにまたパスポートも持たずに出国したようです。
日産元社長カルロス・ゴーン被告の国外逃亡に対するネットの反応は?
カナダに見倣いゴーン被告に装着していなかった事が悔やまれる。
カナダで保釈されたファーウェイ副社長の足元をご覧ください→日本も見習えとの声が殺到〜ネットの反応「この写真見ると日本は甘すぎるということがわかるな」 https://t.co/8YPvpxZW8a
— 田舎暮しの唱悦 (@shoetsusato) January 1, 2020
レバノンでは、カルロス・ゴーンの逃亡に否定的な意見が多いです。レバノン政府は、カルロス・ゴーンの送還には応じないが、日本との良い関係を保ちたいとふざけた事を言っていましたが、レバノンの国民は冷静です。
— bellbelo99 (@bellbelo99) January 1, 2020
ゴーン氏の逃亡で、日本のこと説明するフランス人コメンテーターの言葉
・日本人はみんな規則を守る人がほとんど
・通常は拘留されてるので、保釈された人の監視に慣れてない
・少しはいるけど不正直な人はほとんどおらず、特に大会社の社長だった人がこういうことするなんて考えられないことだった— ulala france (@ulala_go) January 1, 2020
カルロス・ゴーン被告に対しでだけではなく、日本の刑事司法の保釈に対する考え方が甘いのではないかというもの
レバノン政府は関与を否定していて、ゴーン被告を引き渡すつもりはないとしているが、ラバノン市民は引き渡すべきだしているとの情報を伝えるもの
フランスのコメンテータが、日本では、保釈後逃亡する人がほとんどいないので保釈者の監視に慣れていないとのこと、また大企業の社長をした人物が逃亡することは全く予想していないとのコメントをしたようです。
この他、日本の司法が暗黒時代と同じだから逃げてもいいとかなぜか安倍政権と司法が結託しているという指摘この辺は日本のコメンテータの発言ですが、ちょっと何を言っているのかわからないといったコメントですね。
カルロス・ゴーン被告国外逃亡に関するニュースのまとめ
カルロス・ゴーン被告の国外逃亡には、初めのニュースにも出ているように複数人が関与していることが予想できます。
さらに、個人の力で密出国することはほぼ不可能、特に今回はカルロス・ゴーン被告の弁護団がパスポートを管理していること、出国手続きをした形跡がないこと、レバノンの飛行記録のあるのはプライベートジェットだけという情報もあります。
このようなことから、日本側に情報が漏れないように、レバノンの政府機関かそれに近い機関が関与しているとの見方が大半です。
また、別のニュースでは、カルロス・ゴーン被告の日本の自宅でコンサートを開いたときに楽器のケースに隠れて自宅を出たという話も出ています。
まさに、国外脱出大作戦ですね。
海外のメディアからは、脱出して当たり前だという反応もあるようです。
この反応は、日本の司法が海外の場合と逮捕者に対する扱いが異なるからのようです。
また、一部報道では、逮捕時の嫌疑が不足していたという指摘もあります。
とはいえ、逮捕されて、送検して、公判まで決まっていたのであれば、しっかりと自分の潔白を法廷で証明知ればいいだけの話です。
この点に対しては、司法での判断が出るまでに2年~4年程度かかり、その後に刑期を終えるまでに数年かかると、ざっくりと10年程度かかることが見込めるので、それまでにゴーン被告は80歳を超えてしまうので裁判の結果を待つのは得策ではないとの話もあります。
ですが、自分の判断で嫌疑が不十分だから、密出国していいということにはならないし、ましてはレバノンの政府筋が関与して要らば国際問題です。
そういうことを許していては、主権や国といった関係は成り立ちません。
まさに無法状態に戻ったということになると思います。
翻って、日本人が外国で捕まって保釈されて、国外に行くことを禁止された場合を考えるとどうでしょう。
おそらくは、自分が潔白なら裁判に臨めとの意見がするコメンテータが多くなると思います。
更には、国際問題になるので、こんなことはすべきでないというコメンテータも出てくるでしょう。
こう考えると、今回のカルロス・ゴーン被告国外逃亡はいろいろな意味で日本の司法の対応が厳格に変化するきっかけとなると考えられます。
おそらくは、日本人と外国人の違いとしてよく言われている、日本では『テープ貼り立ち入り禁止と書いておけばそこに立ち入らない』といのと同様に逃げないということが前提にあり海外から見ると緩く思われる扱いがなされているです。
それを、逃げられるから逃げるでは、なんとも理性に欠けます、特に大企業の社長を務めた人物がそのようなショボいことをされては、なんともガッカリですね。
カルロス・ゴーン被告国外逃亡で、外交問題にも発展し、国内では刑事司法の被告人に対する扱いの厳格化が図られるようになるのかといった点が、カルロス・ゴーン被告国外逃亡とともに経緯を見守っていかなければいけないことになりました。
今回、感想は以上です。
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